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ローヌ川クルーズ・乗船レポート 1日目

■1日目 旅のはじまりはマルティーグから

初日は小さな可愛い南仏のヨットハーバー、マルティーグから始まります。

フランス人にとって海が生活の一部になっていることが理解できる風景に立ち、夕暮れに運河を通りぬけると釣りをしている人たちが、手を降ってくれます。

パリのツンとした雰囲気がフランスだと思っていたら、こんな気さくなフランスがあるんだという、驚きと嬉しさ。

はじめてのディナー。実は乗船前にマルセイユ、ニーム、アルルに滞在してからの乗船でしたが、それまで食べたミシュランレストランに引けを取らない…正直なところそれ以上ではないかというディナーでした。まさに南仏の素晴らしさが詰め込まれた、プロバンスを堪能することになる1週間のはじまりでした。


このクルーズに参加しなければ多分一生知ることもなかった港がマルティーグ。南仏はバスの路線が充実しています。最近、渡航先の交通手段はGoogleMapの公共交通で探します。マルセイユからマルティーグは30分に1本あったので、ただネットでの予約が充実しているとは言いがたく、空港やバスターミナルで前日に購入するのが確実そうでした。

マルティーグは運河によって南北に分かれた北側と中洲の島には多数の小型ヨットが停泊していてます。この地区ではヨットを持つことは高級なことではなく、むしろセカンドカー的な感じでした。陽が傾くと家族連れのヨットが帰港してきます。

ヨットハーバー周りの広場は、ちょっとベネツィアのような海の都感があり、小さなレストランが多く立ち並んでいました。客引きもなく、まさにプロヴァンスの田舎の港です。捕れたての魚介類がマルセイユの半額から2/3程度で味わえます。前泊すればよかったと反省しながら散歩しました。

*有料でリヨンから送迎バスも運行しております。



初回の食事で、クルーズのイメージは固まります。率直に書きますが、クロワジーヨーロッパの食事は間違いなくお値段以上。食事だけでも元が取れる感じです。加えて赤白ロゼの5~6種類から選べるワインも含まれています。庶民には嬉しいリバー・クルーズです。