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古都トロンハイム散策と海上に浮かぶ灯台を眺める
トロンハイムはノルウェー第3の町で口は約21万人。大学生や研究者が集まり活気のある街です。ヴァイキング王オーラヴ1世により首都ニーダロス(二―ド川の河口の意味)として築かれました。運河沿いにはカラフルな倉庫が並び、空に聳えるニーダロス大聖堂からは歴史を感じます。石畳の道や木造家屋などの古い街並みも残る街並みをのんびり散策すれば、かわいらしい花壇のデコレーションなど、暮らしを楽しむための小さな嬉しい発見があります。
09:45トロンハイムに到着後、散策に出発。沿岸急行船で寄港する町は中心地まで歩いていくことが出来ます。バスに乗ってわざわざ出かける必要はありません。その中でもトロンハイムが一番遠いのですが、駅まで約10分、ニーダロス大聖堂までは約30分ほどです。川沿いにはカラフルな倉庫が並んでいて可愛いらしいフォト・スポットです。昔の跳ね橋からも美しい眺めを楽しむことが出来ます。トロンハイム一の観光ポイントは11世紀に頃に創建が始まったニーダロス大聖堂。戦死したオーラヴ二世は『オーラヴの奇跡』として歴史書にも記載され、聖人としてまつられています。ニーダロス大聖堂は北欧有数の巡礼地でした。過去に火災があったため何度か再建されているのですが、ファサードの彫刻が見事です。ゆっくり過ごしたので、少し速足で船に戻りました。出港5分前にぎりぎり到着したら、船のスタッフが『お帰り!次は10分前に戻ってきなさいよ~』と笑顔で迎えてくれました。
船旅(クルーズ)の楽しさのひとつは洋上からの眺めです。フッティルーテンの航路は沿岸沿いを進み、刻々と姿を変える陸地や海、島々などノルウェーの美しい風景を楽しむことが出来るます。360度見渡す限り水平線ということはないので、飽きることがありません。トロンハイムの近くにあるムンクホルメン近くをクルーズ。島の名前は『修道士の島』という意味で、その名の通り修道院でした。処刑場、砦、牢獄など様々な用途で使用された数奇な運命をたどった後、現在は夏のピクニックが出来る公園として人気があります。
午後、地元でとれた新鮮なムール貝の白ワイン煮の試食会が開催。新鮮で臭みもなくとても美味しかった!海に浮かぶ灯台Kjeungskjærを通過しました。何度聞いても発音が難しい(キューンスキャー?)昔は灯台守の家族が暮らしていたそうですが、1987年に自動化され今では冬の間だけ灯がともります。
夕食は毎日が楽しみです。ブッフェの日とコース料理の日があります。ブッフェ形式でも毎回メニューが違うので飽きることはありません。今日はコース料理の日で前菜・メイン・デザートの3コース・ディナーです。前菜3種類、メイン3種類、デザート3種類から選ぶことが出来ます。例えば、前菜(ディブヴィク産ホシダラのカルパッチョ、カリフラワー炒め、ポテトスープ)、メイン(ヘルシルト産ラム肉、おひょうのソテー、カボチャの焼き物)、デザート(ブラウニー、ヴィーガンブラウニー、本日のアイスクリーム)から好きなものを選ぶといった感じ。地産地消をモットーにノルウェー産の新鮮な食材を生かしたお料理で、とても美味しいのです。毎日、寄港地のおすすめ食材や詳しい説明が書かれたメニューがテーブルに置いてあり、ノルウェー料理についても学ぶことが出来ます。3種類のうちの一つはベジタリアン・メニューです。